大金空調インタビューその3|GMCA2018 in 上海への出場にむけて大切していた思いとは?

顧氏
一般社団法人日本能率協会 事務局の勝田がGMCA2018 in 上海 最優秀賞者の大金空調(上海)有限公司 製造部の顧建文さんにお話を伺いました。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
GMCA2018 in 上海への出場にむけて大切していた思いとは?
勝田
そんな現場での経験や、マネージメントの経験をされてきた顧さんが、昨年GMCAの8月の予選会にエントリーされました。
最初にGMCAに参加してみないかという話を受けられた時の印象について、少し振り返ってお話していただけますか?
このような現場監督者の事例発表会があることは知っていましたが、最初は、実は正直に言いますとちょっと嫌だなと思いました。
勝田
参加に対してネガティブだったのですか?

はい。実は最初、私の部下の課長が講演者として発表する予定でした。
ところが身体の具合が悪くて参加できなくなってしまいました。
私は上司として責任があると思い、その課長の代わりに会社の代表として参加しました。
日本能率協会が主催する大会と聞いていたので、本当に貴重なチャンスだと思いました。

また、必ず1位を取って東京に行こうと決意して臨みました。
2014年に上海大会でグッドファクトリー賞を受賞した経験がありますが、その時は上司が発表して、自分はアシスタントとして付いていました。
ですから、次こそは今度は自分が1位を獲って、上司を連れて必ず東京に行きたいと思いました。
上司ともその約束をしましたが、今回本当に1位を獲ることができ、約束を果たすことができました。
勝田
グッドファクトリーを受賞された時から、もうドラマは始まっていたわけですね。
そうですね。
勝田
私たちとしてはグッドファクトリーとGMCAは異なる事業ですが、こうして御社のお話伺っていると、本当に中国で頑張っていらっしゃる日本の製造業の方々のためになっていると気付かされて、非常に嬉しく思います。
お二人も、素晴らしい上司と部下の関係ですね。
上司
負けないという気持ちを強く持つことが大切だと私は思っています。
以前上司に連れてきてもらったから、今回は恩返しのためにも、絶対に勝つという強い気持ちが彼にはありました。
そういう強い気持ちがあったからこそ、良い成長が出来たと思いますね。
勝田
ありがとうございます。
予選会を通過されて、11月に上海でGMCA上海の本番でしたが、他にも発表企業が5社ありました。
他の発表企業の方々の内容を聞いて、持たれた印象や感想は何かありますか?

皆さん大企業で、改善のストーリーや方法は非常に似ていると思いました。
一番印象深く残ったのはヤマハさんの改善事例で、発表の方法も素晴らしかったです。
そしてオムロンさんの改善力の高さも非常に印象深かったです。

松下(パナソニック)さんの冷凍庫の改善ストーリーと手法はとても勉強になりました。
非常に細かく分析して、改善が実現されていました。

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